一．キになるハナシ（裏）

　ボールのなかでもハナシきこえる。
　ニンゲンはきこえないっておもってる？　きこえてる。きかないのもあるけど。

　れんりはリソウなゼクロムがにあう。でもれんりはフワフワがスキ。レシラムすき。エルフーンすき。

　れんりはドレディアきらい？　ナンきらい？


　二．キになるハナシ（裏）

　ボールのなかでもマワリみえる。
　ニンゲンはみえないっておもってる？　みえる。みえないのもあるけど。


　れんりはエルフーンのウィリデをおいかけたりだきしめたり。
　れんりはエルフーンすき？　もこもこすき？


　ナンきらい？

　エルフーンとナンこうかんする？

　こうかんはペケ。しない。よかった。


　三．おヨメになるハナシ（裏）

　ナンはデリケートだかられんりはきをつける。てまひまかけてナンをみる。
　そしたらキレイなハナがさく。
　れんりがびじんさんだとナンをほめる。とてもうれしい。
　こうかんはペケなのもうれしい。


　れんりが「ヨメはやれない」っていった。ほんと？
　ナンがれんりのおヨメになる？
　……うれしい。


　四．ナレソメとか（裏）

　もりのなかにキラキラひかるステキなシロいイシがある。
　そこでおどるのがすき。
　おどってたられんりがやってきた。
　イマまでみたことがないミメのウルワしいニンゲンだった。
　すっとナンをみすかすフシギなヒトミにこころひかれた。

　れんりはイマまでのニンゲンみたいにバトルしようとしなかった。
　れんりはおどりをサイゴまでみてくれた。ナンのすきなキレイなメで。おどるナンをみててくれた。おどりをみてくれるのがうれしくて。ナンはとてもはりきっておどってた。

　うれしかった。だからナンはシロいイシのウエにれんりをよんだ。
　そしてテをさしだした。そしたられんりはそっとテをとった。ニンゲンのテのアタタカサがくすぐったくてうれしかった。
　それかられんりはそっとひざまずいた。そっとクチヅケした。


　そしたらフシギなキモチになった。
　れんりのそばにずっといたい。れんりとずっといっしょにいたい。
　まるでれんりのマホウにかかったみたい。ヒトメボレっていうのかな。
　ソコシれないフシギなヒトミにみいられてナンはモリをでることにした。

　れんりはナンといっしょにいられてうれしそう。
　ナンはれんりといっしょにいられてうれしい。けどもっとトクベツにナンをみてほしいなってずっとおもってる。

　あのヒからナンのトクベツはれんりになっちゃったから。


　五．もこもこなシレンのハナシ（裏）

　エルフーンのウィリデがいえにきた。
　れんりはウィリデがすきなのかな。ずっとウィリデのせわしてる。
　ナンはずっとボールのなか。かなしい。
　れんりはエルフーンともこもこがすきでドレディアはきらいになったかな。かなしい。

　ウィリデなんかほうっておいてナンをみてよう。


　ウィリデがかえった。ひさしぶりにボールのそとにでた。れんりがナンをみた。ナンはかなしい。
「ずっとわたしがウィリデのあいてをしてたから、か？」
　こくり。
　れんりがそばにいる。うれしいはずなのにかなしい。
　おかしいな。
　もっとれんりのそばにいればうれしくなるかな。

　ながれたナミダをれんりがぬぐう。うれしい。でもかなしい。
「ごめん。これからは、ちゃんとめんどうみてやる」
　ほんと？　ずっとナンのめんどうみてくれる？

　うれしい。

　ずっとずっといっしょ。

　それはナンがれんりのおヨメになるってことだよね。うれしい。チームメイトに「おまえはヨメのイミをコンポンからカンチガイしている」っていわれたけどうれしい。
　ナンもれんりのことすき。


　……ウィリデのモコモコはきらいだからすてる！


　六．カケオチするハナシ（裏）

　ボールのそとでハナシきく。れんりのひざのうえはナンのばしょ。おヨメだから。


「てもちのドレディアのことよく『カノジョ』ってよぶし、とくべつかわいがってるみたいだし」
　カノジョはぺけ。ナンはれんりのおヨメ。とくべつはそのアカシかな。

「カミサカってさ、バレンタインにおんなのこからチョコもらうタイプだろ」
　バレンタインはすなわちアイのコクハク？
「おんなのこにコクハクされたことって、ある？」

　…………！？　おんなのこにアイのコクハク？　れんりはナンいがいにヨメがいるの？　かなしい。それはぺけ！　おヨメはナンだけ！

　れんりのそでをぐいぐいひっぱった。れんりはナンにきがついた。そとにでるか？　ってきいてくれた。

　ナンはこくこくうなずく。アイのコクハクされたらこまる。れんりのおヨメはナンだけでいい。

　ねんがんかなってナンたちはそとにでた。アイのトウヒコウってこんなかんじ？
　れんりがそっとテをつないでくれた。

　うれしいな。ずっといっしょだよ。